アメリカ研修紀行文「海外へ行こう!!~オレゴン研修のすすめ~」

毎年夏に行われる「アメリカ研修」の紀行文をご紹介しています。

海外へ行こう!!~オレゴン研修のすすめ~

執筆者 高2男子

 2019年8月3日~17日にかけて、アメリカ合衆国オレゴン州に滞在した。オレゴンはアメリカ本土の北西に位置し、雄大な自然と住みやすい環境が整っている。2週間の生活は刺激的で、なかなか日本ではできないことを経験できた。

私が研修前に一番心配していたことは、コミュニケーションだった。英語が苦手なので、もしホストの言ってることが理解できなかったらどうしようとか、発音が悪くて伝わらなかったらどうしようなどといったことばかりを考えていた。

だが、それらはすべて杞憂に終わった。会話で大事なのは「ノリ」だ。ある先生が「会話の80%はボディーランゲージ」と言っていた通り、中学初級レベルのつたない英語でも普通に意思を伝えられることができた。

また、コミュニケーションがうまくいったのには、ホームステイが二回目だったことも大きかったと思う。NZの時の記憶があるため、その時よりも落ち着いてしっかりと話すことができ、成長を感じられた。これはこのアメリカ研修だからこそ感じられることだと思う。今回の研修で、外国の人とのコミュニケーションにある程度の自信を持つことができた。

今回感じたことがもう一つある。それは、アメリカの国民性だ。アメリカの人々は、常に今を楽しもうとしており、すごく「ノリがいい」。会話の中で軽いジョークやその日にあった面白い話をたくさん挟む。また、知らない人とも臆することなく話をしている、、一日一日をすごく楽しんでいると思った。私のファミリーもそんな人たちばかりで、かなり過ごしやすかった。

NZの人々にもそのような一面はあったが、アメリカの人々のほうが気さくな部分が強いと思う。日本人とはまた違う、アメリカ人の人間性を肌で感じた。

 

オレゴンでは規則的な生活を送った。

毎朝7時前後に起き、登校。午前中は90分×2コマの授業を行い、昼食(弁当)を食べて、午後様々な観光地へ行く。

毎日の授業は、中学の時に受けた英会話の授業のような感じだった。

自己紹介カードを作って発表したり、日本と米国の祝日の違いや、オレゴンの特徴について学んだり……。そこまで難しい授業ではなかったため、英語が苦手な私でもついていくことができた。

ただ、授業内で自分の意見を述べる機会が多いのは、やはり海外だなぁと感じた。日本の授業とは違い、積極的に参加する姿勢が求められる。始めは皆先生に当てられるとしどろもどろになってしまっていたが、後半になると自分なりの意見を答えられるようになっていったように思う。

 

観光はすべてが新鮮で、とても楽しかった。

OAKS PARKという遊園地は、上下左右に回転するタイプのアトラクションが多かった。日本のものよりかなり激しく、見たことのないような勢いで回る。「俺、回転系得意だから!」と言っていた者が乗車後ベンチで憔悴していた。アメリカ人は三半規管が強いのだろうか。

そこの名物であるジェットコースターは、日本のものと比べかなりコンパクトだった。だがその分縦横の動きが激しい。絶叫系が好きな私でもかなり恐怖を感じた。

 

 

OMSI (Oregon Museum of Science and Industry)という地元の大きな科学博物館では、期間限定でピクサー展を開催していた。ディズニーピクサーの映画を元に、どのようにしてアニメーション映画を創り上げるのか、ということを体験型の展示で紹介しており、とても興味深かった。アニメーターに最も必要とされるものは、数千枚もの画を書き上げる胆力らしい。CGを製作する過程や、有名作品の原画などを見ることができ、かなり満足感があった。

また、常設展では天文・科学・数学などに関連する様々な展示を見ることができる。その中で数学パズルがたくさん並べられているコーナーがあり、私のいたグループはずっとそれらと格闘していた。40分以上を費やし知恵の輪が解けたときの快感は格別だった。

 

 

 

 

私が最も楽しんだアクティビティは、マウンテンバイクだ。オレゴンの最高峰であるMT.Hoodへ行き、マウンテンバイクに跨って山道を疾走した。石や木の根が飛び出しているかなり荒れた山道だったので、翌日は股関節の筋肉痛が凄まじかったが、その道を駆け抜けた爽快感は今でも忘れられない。

またオレゴンへ行ったときにはぜひマウンテンバイクに乗りたいと強く思った。日本でも乗りたいと思う。

休日はホストファミリーがいろいろな場所へ連れて行ってくれる。

私のホストファミリーは公園でのバーベキュー(ホストファザーの会社の同僚の方々と一緒に楽しんだ)や、オークランド中心街での大規模なフリーマーケット、更に野球好きな私の意を汲んでマイナーリーグの公式戦にも連れて行ってくれた。彼らは私がリクエストした事のほとんどを叶えてくれた。

 

 

 

平日の帰宅後もホストブラザー達とトランプをしたり(Rummyというゲームを教えてもらった)、テレビゲームに没頭したり、夕食を一緒に作ったり……と常にコミュニケーションを取ることができ、とても充実していた。また、ご近所の家族、ホストブラザーの友人やガールフレンド、親戚の叔母さんなど毎日のように色々なお客さんがやってきて、一緒に話をしたりゲームを楽しんだりした。

前述のとおり私は元々英語力に自信がなかったが、たくさんの人々とコミュニケーションをとり、自分の思いをうまく伝えられたことは、大きな自信となった。臆することなく話したいという意思を示せば、相手はつたない英語であってもしっかり文意を読み取ってくれる。大胆に行動することが大事だと感じた。

 

このアメリカ研修では、想像していたよりもかなり充実した時間を過ごすことができた。それはこれまで書いてきたことに加え、研修の参加人数が少なかったことも理由の一つかもしれない。

例年このアメリカ研修には30人近くの生徒が参加するそうだが、2019年は13人と少数だった。始めは人が少ないことに寂しさを覚えたが、いざ行ってみると小回りが効くので観光地をじっくり回れたり、話し合いもスムーズに行えたり、現地の先生ともより多く話せたりといいことばかりだった。濃密な時間を過ごすことができた。

この研修と同時期に「次世代リーダー養成プログラム(ハーバード研修)」というものがある。その研修ではハーバード大学の実際の寮に泊まり、こちらの研修とはまた違った貴重な体験ができる。ぜひ、そちらの感想も読んでみてほしい。

 

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