南房総研修紀行文「初めての宿泊研修」

中学1年生の10月に行われる南房総研修の紀行文をご紹介しています。

執筆者 駿河純也

前書き

 執筆者は高校2年生のため、南房総研修に行ったのは約4年前です。今後行われる研修とは内容が異なる場合がありますのでご了承ください。

南房総研修概要

 渋幕生になって半年ほどが過ぎた、10月。中学1年生の南房総研修があります。1学期に行われた日帰りの野田研修に続く研修となり、初の宿泊研修です。執筆者である私の古い記憶と当時のレポートや研修ファイルをもとに書き上げていますので一部あいまいな点があります。それでも渋幕生らしい研修の鱗片がよくうかがえるものだと思いますのでどうぞお楽しみください。

行程1日目

2016年10月12日

 早朝に家を出発しました。初の宿泊研修ということもあり、テンションは最高潮です。君津駅に10時集合ということで道中で班員と合流しながら君津駅を目指します。地元が駅間隔の短い電車だったので、総武線快速の1駅の間隔の広さに参ってしまったことが印象的でした。

 

 君津駅に着くと、そこからバスで鋸山の登山口近くまで移動します。なんと初日の最初は鋸山での登山だったのです。およそ2時間半の登山で、「千葉が平坦であるというのは嘘だ」と思いながら頂上まで登り切り、家から持参した弁当で昼食となりました。思っていたよりもハードな登山で運動不足が身に染みたことをよく覚えています。

 下山すると間もなくバスに乗り、次は鴨川シーワールドに移動します。僕らの宿泊場所が鴨川シーワールドホテルであったためです。まず、到着して初めは鴨川シーワールドの見学です。ペンギンが好きなのでペンギンをかなり長時間眺めたり、イルカショーで水浸しになったりしました。

 シーワールドの見学が終わると1日目は終了し、ホテルで落ち着くことになります。ホテルでは、大浴場で怒られない程度に騒いだり、クラスメートとトランプやUNO、枕投げで遊んだりしていました。途中のお土産屋でお土産を買ったのにもう部屋で食べている人がいるなど、なかなかカオスな状況でした。(良い子は真似しないでください)

 

 夕食後は、飼育員の方に連れられてナイトアドベンチャーに参加しました。夜の鴨川シーワールドを歩き回り、昼間とは違う生き物たちの様子を観察しようというツアーで、寝ている(?)魚もいれば昼間より活発な魚もいたりと、とても楽しめました。

 

 ナイトアドベンチャー後は完全な自由時間です。やはり部屋員達といろいろと部屋で遊びながら就寝時間を待ちます。就寝時間になると、初日はみんな疲れたのかすぐに寝てしまいました。

行程2日目

2016年10月13日

 2日目です。朝起きてすぐにラジオ体操です。眠い体を起こすには最適ですが、意外と寒いのに薄手の服で外に出たことを後悔したのを覚えています。

 

 ラジオ体操が終わると朝食となり、その後は個人が選んだコース別研修になります。僕らの年は全9コースに分かれており、自然や、戦跡、酪農、地球科学などさまざまな種類が設けられ、生徒たちはそれぞれ自分が決めた研修のテーマに基づいてコースを決定しました。僕が選んだのは「立山の戦争遺跡を巡る ー 大房岬、赤山地下壕探検編」でした。ここからは僕のコースの話となります。

立山の戦争遺跡を巡る ー 大房岬、赤山地下壕探検編

 まず初めにバスで大房岬に移動しました。東京湾を防衛するための要塞として設置された物で、人間魚雷「回天」の発射基地として整備されていた場所です。石造りで当時のものが多く現存しており、歴史の重みが感じられるものでした。

 

 次はバスで移動し、昼食となります。ホテルで昼食をとったのですが、とてもおいしかったのを覚えています。その後、そのホテル内で戦跡と戦争に関しての講話を聴きました。戦跡を保護していくことの難しさや、戦争体験を語り継ぐことの難しさを感じ、深く考えさせられる講話でした。

 

 その後、赤山地下壕という戦時中に館山航空隊の基地となっていた場所に訪れました。壕のなかはひんやりとしていて外よりも5度以上低い温度でした。このような中で多くの人が戦時中に働いていたことに驚かされました。

 

 地下壕の見学が終わるとホテルに戻り、夕食となります。そして、夕食後には動物レクチャーです。これに関しては本当になにも思い出せなかったので割愛します。(4年前なんです。許してあげてください。)

行程3日目

2016年10月14日

 日付が変わって研修最終日、朝起きてラジオ体操と朝食が終わるとすぐにマザー牧場に移動となります。

 

 道中のバスはクラスレクリエーション。詳しい内容はよく覚えていませんが、楽しかったことはよく覚えています。

 

 マザー牧場に到着すると、昼ごはんであるカレーを飯盒炊爨で作ります。この日のために家でカレーを作る練習(特に野菜を切る練習)をしていたのは懐かしいです。結局班の女子が野菜を切ってくれたので僕が野菜を切ることはなかったのですが。

 

 無事にカレーが完成し、みんなで食事時間です。飯盒で炊いたご飯もいい感じのおこげがついて、食感もしっかりとしたものになりました。他の班にはご飯を焦がしたり、水の入れすぎでおかゆみたいになった班もあったらしいのでうちの班は大成功だったといえると思います。

 

 食事後はしっかりと後片付けをして、マザー牧場を出発します。実はマザー牧場の中には一回も入らずに終わることをここで初めて知りました。てっきり見学するもんだと思ってました。

 

 その後は再びバスで君津駅に行き、そこで現地解散。各自帰路につき、班長への帰宅チェックの電話であっという間に研修は終了しました。ちなみに、帰宅チェックとは、班員が研修終了後に時間通りに帰宅できたかどうかを確認するための渋幕ならでは(?)のシステムです。帰宅するまでが研修、自調自考が徹底されている証拠です。

おわりに

 中学1年生ということで、まだまだ行程も選択制など自由度は高くないですが、それでも渋幕らしい「自調自考」の研修だったように思います。目的をしっかりと持って研修に行くことの重要さと、事前・事後のレポート執筆など包括的な学習としての研修の形を学んだように感じています。

 

 ご覧いただきありがとうございました。

 ここからも、槐祭onlineをどうぞお楽しみください。

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