南房総研修紀行文「小学7年生から渋幕生へ」

中学1年生の10月に行われる南房総研修の紀行文をご紹介しています。

「小学7年生から渋幕生へ」

執筆者 ずんだ

 

 南房総研修は、渋幕生として初めての宿泊研修です。

 入学してすぐに行く「野田研修」とは違い、徐々に仲良くなり始めた10月に行くこの研修は、私たちを「小学7年生」から「渋幕生」として成長させる研修です。

 南房総研修は他の研修と違い、その多くの時間を班員との交流を目的とした活動に使います。これは、「学びを得る」ことより、「同級生と親しくなり、これからの5年間の糧にしてほしい」と願う先生方の策略(笑)ではないかと思っています。

 そのお陰か、この研修で仲良くなった友人は今でも一番の親友です。

 研修の密度に、学校からの距離は関係ありません。たとえ同じ県内であろうと、他の学年で行く研修に負けないくらい、実りのある研修をお届けします。

1日目

 朝、内房線に乗り、班員と合流(=現地集合)しながら君津駅へ。

ここで渋幕の研修の大きな特徴、「現地集合・現地解散」を行います。見学地までは自力で到着し、解散後も各自で責任をもって帰宅するという、「自調自考の精神をはぐくむ」取り組みなんだとか。

 クラスごとに集合した後、バスでマザー牧場に向かいます。

 マザー牧場では、5人ほどの班ごとにカレー作り・飯盒炊爨を行いました。試される班員の料理スキルとチームワーク……。

 このカレーの出来が後の学校生活を左右する分かれ道……という言い伝えは迷信ですが、無事、おいしいカレーができました。

 

 おなかが膨れた後はマザー牧場の見学を行いました。バター・ジャム作り、羊人形作りなどをした後はいよいよホテルへ。

 今回宿泊したホテルは、南房総富浦ロイヤルホテル(現:ホテル&リゾーツ南房総)でした。

 

 ホテルでの夕食を終え、部屋に戻った後は自由時間。クラスメートと、部屋に備え付けてあるテレビでドラマを見ながら、研修の代名詞ともいえる恋バナ(?!)やカードゲーム、トランプをしながら消灯までの時間を潰しました。

 

 消灯した後も大人しく眠れるはずがなく、結局徹夜をすることに……(笑)

 

2日目

 2日目は事前に選択したコースに分かれて、南房総を見学します。私は地球科学コース(JAXA勝浦宇宙通信所・養老渓谷)に参加しました。

 

 養老渓谷では、あの地磁気逆転地層を見学!地質時代の境界が最も良く分かる地層として「チバニアン(千葉時代)」が認定されたことで話題になりました。

 地層見学後は、養老渓谷滝めぐりコースへ。粟又の滝、千代の滝を始めとした滝の数々を、歩いて巡りました。

 

 

 ホテルに帰ってからは、房州うちわ作りを体験しました。

 「房州うちわ」は日本の三大うちわのひとつと言われ、南房総の伝統的工芸品として親しまれています。

 あらかじめうちわに描いた絵を貼り付け、オリジナルのうちわを製作。数年たった今でもバリバリ現役、暑い夏の日に重宝しています。

 

 2日目の夜も大人しく眠るはずがなく、恋バナ・トランプ・カードゲーム……

 しかし、どうやらこの夜、クラス内で新しいカップルが誕生していたとか。

 渋幕生は勉強まっしぐらだというイメージを抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?……いやいや、そんなことはありません。

3日目

 3日目はいよいよ研修の最終日!鋸山へ登ります。

 皆さんは、渋幕の校歌をご存じでしょうか?

 渋幕の校歌には、「鋸山の気を含み」という歌詞が含まれています。

 その歌詞になぞらえて、中1の研修では鋸山に登るのが慣例なんだとか……

 

 徹夜の大ダメージに襲われながら、何とか頂上へ。そのあとは降りながら百尺観音や地獄のぞき、大仏広場を見学しつつ、家路に着きます。

 帰りも君津駅でクラスごとに集合し、内房線へ乗って各自解散。ここでも「現地集合・現地解散」を行います。

 

 「帰るまでが遠足」とはよく言われますが、渋幕では「帰ってからも研修」です。南房総研修で学んだことをまとめ、「事後レポート」として発表する機会があります。これは研修前に行った事前調査をまとめる「事前レポート」と対になって渋幕の研修の根幹を担っています。

まとめ

 渋幕生として行った初めての宿泊研修でしたが、最後まで「渋幕らしさ」たっぷりの研修だったように思います。

 「鋸山の気を含み」、渋幕生として成長した中1は、今後どのように成長していくのでしょうか?

 

 この研修を通して成長した(?)他の渋幕生たちの紀行文も、是非ご覧ください。

 ここまで閲覧いただき、ありがとうございました。

 この後も、槐祭onlineをお楽しみください!

 

コメント(内容は公開されません)